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2020/06/23

ハチの巣騒ぎ

6月始めのある日、畑を一緒にやっている友達(略して畑友)の
Hさんより連絡がありまして、
「畑の小屋の中にハチが巣を作ってる」とな。

写真を送ってくれたのだが、大きさはテニスボールくらい。
でも、日に日に大きくなっていっているらしい。

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種類にもよるが、ハチはドイツでは自然保護されており、
むやみに駆除すると罰せられる。
これは、ハチが生態系に極めて重要な役割を果たしているためらしい。
そして、蚊やハエ等の害虫を食べてくれるため、
人間にも大きなメリットをもたらしているそう。

そのため理由もなくハチの巣を壊したり、
ハチの生活を脅かすような事をしてはならないのだよ。
殺虫剤をかけるなど、もっての外。

ハチは普段は人間を襲ったりはしないのだが、
脅かされると感じると、身を守るために攻撃をかけてくる。
ワタシ達も戸外に巣を作った場合には、そのままにしておくのだが、
小屋の中だと、人間が頻繁に出入りするため、
ハチに不安を与えて襲われる危険がある。

このような、ハチが人間に危害を及ぼす危険がある場合は、
「ハチの巣をどこかに引っ越し」てもいいらしい。

畑友Hさんは、こういう作業をどこで請け負ってくれるかを調べ、
消防署がそういう仕事をしてくれる、というのを聞きつけた。
しかし、畑友Hさんが消防署に電話してみたところ、
消防署が出動してくれるのは「公の場」のみとな。
答えは「民間の害虫駆除の会社に頼んでください」との事。

民間の会社って、どこに頼めばいいのか。
いつかニュースで、害虫駆除の会社が危険性を脅して
ぼったくりが相次いでいる、というのを見たことがある。
シロアリやネズミのケースだと思うが。
それに、そういう会社だと自然保護法律を無視して、
本当に殺虫剤をかけてしまうのでは。
それはかわいそうすぎる。

次にHさんが試みたのは、NABU(ドイツ自然保護団体の略)である。
NABUは全国に支部を持つかなり大きな団体で、
野生動植物保護や、ミツバチのための花の植え付け等、
アクティブな活動を行っている。

NABUはすぐに返事をくれて、ハチの巣引っ越し担当の人を派遣してくれた。
私はまだ田舎の彼氏さん宅にいたので、一緒には行けなかったが、
やって来たNABUオジサンは実に手際よく、ハチの巣を天井から外し、
箱に入れて、持って行ってくれたらしい。
ハチさんたちの次の生活の場は、NABUが管理する森の中。

なんと、NABUオジサンは代金も取らなかった。
NABUに寄付をしてくれればうれしい、との事だったので
ワタシはその後、NABUに寄付金を振り込んだ。

NABUオジサンは、ハチがまた巣を作ったら連絡をくれ、
と言い残して帰っていったのだが、
実はその後、ハチはまた巣を作ったのだわ。

巣の引っ越しをした時にたまたま仕事に出ていて、
一緒に行きそびれた数匹のハチたちが、
びっくりして同じ場所にまた巣を作ったらしい。
Hさんが気が付いた時には、前回同様、すでに
テニスボールの大きさになっていた。

確かに、ワタシだって家に帰ってきて、
家が無くなっていたら、うろたえるよねえ。

そうして再び、NABUオジサンのお世話になることになった。
その時はワタシも田舎から戻っていたので、
ハチの巣の引っ越しを観察。

全身保護スーツに身を包んで作業するオジサン。
Img_wp

オジサン曰く、前回は、女王蜂も一緒に引っ越しをしたのに、
残党たちが女王もいない同じ所に巣を作るなんて
考えられない、との事。
どっかで新しい女王様をスカウトしたのか・・・?

今回は、全員無事に引っ越しできたことを祈るのみ。

この機会に、いろいろとハチについて調べたのだが、
ハチの寿命はたったの半年ほど。
冬になる前にみんなお亡くなりになり、
女王蜂のみが、どこかで越冬をして、次の年に
新しいコミュニティーを作るんだそうな。
そして、ハチたちは前年の古い巣を使う事は無いらしい。

そんな短い生命、出来れば駆除せずに見守ってあげたいものです。

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コメント

おひるねおかんさま
私もねえ、ハチにはあんまりお側にいて欲しくないのよ~。ミツバチならまだいいけど。
巣作り予防になるなら、私もスプレー使おうかなあ。また新しく巣を作られたくないし・・・。
ハチさんが現れる前ならOKよ、きっと。ところで、こういうのの担当、おまわりさんなのかなあ。それとも保健所?

こんちは~
蜂 働き者だとは 思うけど
近くに 一緒に住みたくないなぁ。。。。

蜂スプレーは巣作りの予防にもなるって
缶にかいてあるので
夏前に おうち周りにシューしてます。
殺虫してないから おまわりさん こないよね?ね?

pororiさん
こんにちは~。
ちょっとブルーがかったグレーの巣でした。
外でハチが巣を作るのは全くかまわないんですが、やはり小屋の中だとお互いのために良くないので、引っ越して頂きました。
ドイツの罰金カタログによると、保護種のハチを勝手に駆除した場合の罰金は、5万ユーロ以下らしいです。そんなの払えない・・・。

でんでん大将さま
ハチがいなくなると、自然のサークルが壊れてしまうそうです。
こちらでも、ハチ用の殺虫スプレーなどは売っていますが、注意書きに使ってはいけないハチの種類が書いてあります。でもハチって全部同じに見えるので、どれがどの種類かわからないです。
ハチがそばを飛んでいると嫌ですが、人間が思うほどハチはワタシ達には興味が無いそうです。

マコママさん
チュー子が苦手なんですか。
カップルだけ残すって、それだと後々また増え続けますよね。怖い・・・。
実は私、虫は苦手なんで、出来るだけかかわりたくないんですが、野良仕事をしているとそうもいかず・・・。

こんばんは~。
丸くてキレイなハチの巣ですね。
私も最近までハチが自然保護されているなんて知りませんでした( ̄▽ ̄;)
雨戸のところに大きなハチが出入りしてるので困ったな~と思い
調べて初めて知りました。
そんな短命なら、なおさらこのままに守ります~。

驚きました・・・国が違うと考えも随分と違うものですね。
ハチが保護動物とは、日本では考えられないこと。でも
その理由を知れば「なるほど」でした。
俺などはとても恐ろしく、常にハチ退治のスプレーを2~3カ所に
おいていて、見かけるとシューとやっています。昨日などは大きな
ハチがブワ~ンと飛んでいて殺虫剤をかけましたが、何食わぬ
顔で飛んで行きました。

こんばんは。
わ~如何にも自然を愛するドイツですね!
日本では考えられない事です。
以前、聞いた話しですが、
チユー(私が最も苦手な)を駆除する会社ではカップルだけは残すって?ねずみ算?

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