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2017/05/19

母の事

ここにも以前に書いたかと思うが、
私の母は、認知症を患っており、
もう何年も施設のお世話になっている。

認知症の発病も70代後半と早かったが、
その後の進行も早く、今は、誰のことも分からず、
ほとんど寝たきりの状態である。

幸い、良いケア・マネージャーさんにお世話して頂き、
さらに、良い施設に入れてもらうことも出来て、
家族としては、そこでの対応にも非常に満足している。

その母であるが、入院が長引くにつれて、体力も落ち、
だんだんと食べることに困難が生じてきている。
本人は何の意思表示もしないながらも、
生きることを放棄し始めているのかも知れない。

昨年から、何も食べない日が何度かあり、
担当医の同席の下、施設の人と家族で、
今後についての話し合いもした。
何かあったときに、いわゆる「延命治療」を
するかどうか等について。

本人の意思を確かめる事が出来ない以上、
家族が決めるしかないのだが、非常に
難しい決心であった。

ちょうど、私の入院の1週間前、母の体調が
急に悪くなり、施設から救急病院に搬送された。
施設の人からも「覚悟しておいてください」と
言われた。

私自身、自分の手術を前にしていたが、
全部キャンセルして、日本へ行く事も考えた。
今、オペを受けてしまうと、しばらくは動けない。
もし、母に何かがあった場合、それこそ、
スーツケースを持って日本へ行くなんて
とても無理である。
最悪、お葬式にも出られない。

自分の医者とも話し、姉や周りの人とも相談した結果、
皆の一致した意見は、
「今は、自分の事をまず第一に考えろ」
であった。

確かに、手術が決まってからというもの、
精神的にも仕事面でも、準備のために
大変な負担の毎日であった。
それをまたやり直すなんて、とても無理な気がする。
考えに考えた末、母には申し訳ないが、
今回は、自分を優先させることにした。

そうこうするうちに、母の容態は持ち直し、
今は、施設に戻って少し落ち着いている。

ふと自分の人生を振り返るに、若い頃から、
母には、とにかくいろんな局面で振り回されてきた。
母の病気のために、自分の大事な計画を
断念せねばならなかった事もある。
あの事が無ければ、自分は全く違う人生を
送っていたんではないかと思う出来事も、
いくつもある。

自分の人生は自分が作っていくものであるので、
今更、母のせいにすることは無いのだが、
今回、いろんな事を思い出してしまったな。

一つだけいえるのは、今回は自分の事を優先して、
予定通りオペを受けて良かった、ということかな。

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